失敗しないお墓づくり[耐久性]

… 良い石の条件とは?
お墓にはやはり「石」が最適なのです。
お墓選びは「石」選びが大切!
石材選びのポイント!
次世代も安心できる耐久性は?

失敗しないお墓づくり[耐久性]

お墓の善し悪しを判断するのに8割を石の状態、すなわちお墓の外見で判断されます。

長い年月の間、いかにつくった時の状態を維持できるかがポイントになります。
(もちろんお客様による清掃はかかせません。)

日本情緒にかかせない四季、この厳しい自然環境に耐える石の条件に硬度(かたさ)と吸水性が重要になります。
つまり、高硬質+低吸水性な石がお墓には最適な石(良い石)と言われる条件なのです。

高硬質+低吸水性な石がお墓には最適な石(良い石)

 花崗岩(御影石)を含む鉱物の硬度とは摩擦や傷に対する強さの指標を「硬度」といい、ドイツの鉱物学者モース氏が19世紀初頭に考案したもので10段階に分類されます。

 地球上で一番硬いものはダイヤモンドという事は皆さんもご存じかと思いますが、ダイヤモンドはダイヤモンドによってのみ傷つき、もっとも硬い「硬度10」の標準石にもなってます。しかし、ダイヤモンドは「熱に弱い」弱点もあります。

モース硬度

10ダイヤモンド
 9ルビー・サファイヤ
 8トパーズ
 7水晶・斑れい石
 6花崗岩・正長石・ナイフ
 5アパタイト(りん灰石)
 4ホタル石・鉄くぎ
 3カルサイト(方解石)10円硬貨
 2石こう、つめ
 1タルク(滑石)

 さて、お墓に使用される主な石は「硬度6~7」といわれてます。
弊社でもお墓づくりの最初の工程(第1工程)の加工で使用する大型切さく機の刃物には、人工ダイヤのチップがはめ込まれてます。

同硬度で、ナイフがありますが、雨ざらしの中では錆びてしまいます。やはりお墓には天然素材の石がふさわしく、高硬質な石は風化にも強いのです。

※全ての花崗岩(御影石)が硬度6~7ではありません。
 石の採れる場所、石種によって硬度は変わります。ご了承ください。

質の良い石の見分け方は、低吸水性=高耐水性の石を選ぶこと!

 お墓の取扱いについて、お客様にご説明する中で「お墓に水をかけた後は、タオルでから拭きして下さい。」とお話してます。その理由は、「水アカ」が付着しないようにしたいためです。


どんな良い石でお墓をつくっても何の手入れもせずにほったらかしにしておけば、水平面部分ならば、数年で水アカが付着してしまいます。

気になさる方は確かに多く、見た目も決して良くないのですが、水アカは、しょせん水アカなのです。専用の研磨剤でお手入れして頂けばきれいに取り除くことができます。

 

 問題なのは、雨が降った後、水を含んだような「しみ」がいつまでも抜けない様になった状態に問題があります。

 もともと、石は水を吸収する性質を持ちます。

 地下水をくみ上げる際、地下150mまで岩盤をボーリングすると、きれいな水が出ると言われますが、何層にも列なった岩盤がろ過の役割を担い、数百年から時には数千年もの気の遠くなるような年月を経て、地上で降った雨水や雪解け水がきれいな地下水へ生まれ変わるのです。

 

 お墓に使用される花崗岩(御影石)や斑れい石やその他の石も例外ではなく、採掘されるまでは、水を吸収し自然のサイクルに沿ってその役割を果たして来ました。


 お墓に生まれ変わってからもその性質は続きます。雨が降った後、数日で水を含んだような「しみ」が無くなるのならば問題ありません。

 ご希望いただければ、過去に弊社が建立したお墓をご覧頂けます。

石材選びのポイント!

 一般の消極者がお墓の石材の善し悪しを見分けるのは難しいものです。

墓石として最も多く使用される花こう岩(御影石)、安山岩、斑れい石は石が硬く、風化に強い、長年光沢が維持できる点から墓石に最適とされてます。

しかし、同じ種類の石でも採掘される産地によって硬さや性質はさまざまです。
石材選びのポイントで石の種類と産地を知ることは良いきっかけになります。

現在、全国で墓石材として使われる9割が輸入品といわれます。

その多くが国土の広い中国です。

他にもインド、韓国、アメリカ、ポルトガル、イタリア、アフリカなど採掘国は世界中にあり墓石材に適した原石が中国国内にある加工工場に集められ、墓石に加工されたのち日本に輸入されます。

精度や技術面においても他の産業と同様日本の技術者によって現地で技術指導や品質管理が行われているため信頼できる品質といえます。

先にも説明しましたが、お墓の耐久年数は長く200年前に建てられた墓石が今でも現役で活躍していることも珍しくありません。

しかし、日本で輸入品が使われるようになったのは、1972年日中国交正常化から5年後の1977年(昭和53年) から。
広く扱うようになったのは1980年以降と歴史が浅いのも事実です。

当店においては岡崎という土地柄(御影石の産地です)、全体の4割強の方が国産石を選ばれてます。

輸入品につきましては、品質の安定した石選びに試行錯誤を繰り返し日本の風土に合う石だけを厳選して扱っております。

自然なものですから、素人では分かりにくいのが実情ですがやはり信頼できる石材店に依頼するのが一番です。

私たちもお客様に選んでいただけるよう日々努力してまいります。

見て下さい。感じて下さい。耐久性へのこだわりを。

 輸送手段の発達とともに、日本各地にとどまらず、世界各国からさまざまな石が運び込まれる昨今。

墓石にふさわしい石選びは、信頼性の高い石との出会い。

石屋のあすか、小野石材は、基礎部分と石の変色に対する10年間の長期保証を実施。
それは、永年の経験と実績で裏付けられた耐久性への自信があってこそ。

永く、安心してお使い頂けるお墓づくりを追求しています。
(地盤整備不良による地盤沈下及び墓石の傾き、安値な輸入石につきましては保証外となります。